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book and bread mania

-日々読んだ本の書評 + メモ集 + パンについて-

業務スーパーの天然酵母食パン

パン

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業務スーパーでの密かな人気商品。

それがこの”天然酵母食パン”。

パン好きとしては気になり、物は試しと買ってみた。

 

 

”カットよりも、さいていただいたほうがより食感が良く、おいしく召し上がりいただけます”とのことで、レタスを千切るが如く手で千切る。

 

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すると分厚く取れた。

この一枚、まずはこのまま生で食べてみた。

 

クラムは密で気泡は詰まっており、食感自体としては案外柔らかくない。

但しその分、噛み応えがある。

フニャっとした食パンよりかは良く、悪くない弾力さ。

モチッとしているか問われれば、そんなこともない。

 

もぐもぐと食べ進める淡白な噛み応え。

 

例えるなら給食で出てきそうな食パン、もしくは一昔前の食パンとでもいおうか。

生地はパサついているが、それがいかにも袋食パンらしいと言えばらしい。

 

生地の味自体としては至ってシンプル。

甘みは少なく、雑味なし。

天然酵母を使用とのことだが、生地自体の味にはあまり特徴が無く、なんの酵母を使用しているのか気になる。

 

しかしこの癖の無さでは、普通のイーストを使用しているのでは?とも思える。

一応、人工的に培養されたイーストであっても、元々のイースト自体は天然のもの。

故に、一般に多用されているイーストを使用している場合でも、一応「天然酵母使用!」と謳う事はできる。

 

これもその一例だろうか?

 

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使用イーストの疑問は原材料を見ると、すんなり完結。

と思いきや、そうでもない。

”酵母”のところには

(パン酵母、天然酵母(パネトーネ元種)) 

とある。

この(パン酵母)は間違いなく、サッカロマイセス・セレビシエ(パン用として特化した酵母)だろう。

そして天然酵母として使用しているのはパネトーネ。

元々はイタリアで使われていた酵母であり、その特徴は乳酸菌の働きにより保水性・防腐性が高く、長期保存ができるようになることと、独特の風味が出ること。

 

2種の酵母が表記されているということは、2種を併用しているということになる。

 

しかしこの食パン、パネトーネ使用の割に風味は稀薄。

このパネトーネ、表記がパン酵母の後なので、使用量はパン酵母より少ない事になる。

正確な割合を表記していない事、風味が薄い事からその使用量は大分少ない可能性もある。

 

但し雑味なく変な人工風味もイースト臭さも薄いので、食事にあわせたりシンプルに食べる分にはいい食パンかもしれない。

 

 「天然酵母」との表記から、健康に良さそうに見えるのも事実。

そのプラシーボ効果は見逃せないものかもしれない。

そう考えると、「天然酵母」と言う言葉自体が、一つのウリであり原材料にさえ思えてくる不思議。

 

 値段も安価な事から至って普通の食パンといえそう。

ただし、見た目は喫茶店で出される食パンのようにごつく、

雰囲気を味わうのには良い。

喫茶店っぽさを醸し出す食パンを売り出すところは、さすが「業務スーパー」である。

 

 

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次にトーストして食べてみた。

表面は色つきサクッとした食感となり、油脂の混入を感じさせる味わいに。

香ばしくもなり、何より食感がサクサク、サックサクになるので随分と良くなる。

表面のサクッとした味わいに、火が通りきっていない内部はフワフワで、相互による食感のコントラストが良い感じ。

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」のように、食感良けりゃ味まで良い。という風に思えてきてしまう。

 

やはり日本の食パンは、トーストが必須のように思えてならない。日本の食パンの特徴として生地に入れる砂糖量が多いことがあり、それが色つき良いことの理由でもあるのだから。

トーストしただけで美味い。

もはやトーストは焼肉同様、一種の料理とさえ言えるだろう!

まさにトースト万歳。万歳。

 

 

ただしこのパン、味は普通に袋食パンクオリティ。