book and bread mania

-日々読んだ本の書評 + メモ集 + パンについて-

ゴントラン シェリエのパン

せっかく東京に行くのだからと、パン屋巡りも決行。

それでまず寄ったのが『ゴントラン シェリエ 新宿サザンテラス店』。

購入したのは3個。

 

まずバゲット・トラディショナル(プチ)。1個130円。

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全長はおよそ18cmほど。

食べてみるとクラストはパリッと音を立てて歯切り良くクラムはぎゅっと密な食感。

気泡は大小なく、大きいものばかりが目立つ(気泡の大きさは約1cmほど)。
じっくり発酵をとり粉の旨みを引き出した、とのことだが、生地の味としてはけっこう普通。特別甘みがあるわけでもなく、これといって際立つ味わいもない。食感ばかりが特徴的であって味は普通。けれどバゲットとしての食感、外カリッと中モチッとなので料理の付け合せには申し分なく、食事に添えるのならば最適なパンであると思う。

けれど単品のみではやはり物足りず、少々期待はずれ。だが基本の完成度の高さは流石。クラムぎっしり密で歯応えしっかりモチモチ具合もだいぶ良い。さすがはトラディショナルと言ったところ。

 

 

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次は見た目がだいぶ個性的なイカスミバゲット。1個150円。
普通のバゲットとは、どう味が違うのか気になり購入。
大きさはバゲットとほぼ同じながらもまるで炭のように真っ黒!そして表皮にはゴマかと思いきやブラッククミンがたっぷりと塗してある見た目。
 
食べてみるとすぐに驚愕。
実に我が強く個性的なパン!一瞬まず初めに苦味のようなものを感じ「ホントに焦げてる?」と戸惑うほどながら、噛み締めるとそれがブラッククミンとイカスミの味と気付く。
しかしブラッククミン、イカスミ共に食べ慣れていないので、これがイカスミ味なのかブラッククミンなのかよく判別できず、とにかく生地の個性的な苦味に戸惑う。表皮のブラッククミンは香ばしさがあるものの苦味を助長しえらく癖のある味わい。完全に大人向けのパンであり、子供が食べればピーマンの如く「不味い」と言うこと間違いなし。ただこのパンの場合は大人が食べてもかなり苦味が強いので、好みが別れそう。
その上で個人的な感想としては「不味い」。
このイカスミバゲットの場合は生地が悪い意味で個性的。我が強過ぎでまさに唯我独尊のような状態。表皮のブラッククミンはあまりに独特、何も言わず知らせずで人に食べさせれば「炭!?」と思われても仕方がないようなパンだと思う。
随分と個性的なパンが好きな人、ブラッククミン好きな人、もしくはドッキリに使いたい人以外には正直オススメできない一品。期待はずれ、というより単純に不味かった。パン屋で不味いパンを食べたのは久しぶり。何かと合わせて食べれば変わるだろうけれど、そのままでは見た目に反さない味で草。

 

 

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最後はクロワッサン。

見事な見た目で美しく、その綺麗さに引かれて購入。
全長は17~18cmほどもあり大きさも十分。それで180円は安価かと。
食べてみると、クラストはサックリで、ちゃんとサックサク!それでいて生地は適度に甘く、甘み強めながらも間違いなく美味しい!思わず笑ってしまいそうなほど美味で、「これぞクロワッサン」という王道でハズレない味。そして王道ながら完成度高い王道クロワッサンで、時間が経ってもなおこのサクサク具合は流石!といった印象。

大きさの割に200円以内とコスパもよく、これはオススメできる一品!

これも見た目に反さない味であるが、イカスミバゲットとは違い良い意味で。

なので安心して万人へとオススメできる一品。迷ったらこれで間違いはない!

 

ゴントラン シェリエのパンはなかなか面白く、そして個性的。

一部は好き嫌いが激しく分かれそうなパン屋、にも思えた。

ただ、想像していたほど高価でなかったのが好印象。