book and bread mania

-中途半端なサウスポーによる日々読んだ本の記録 + 雑記 + パンについて-

ベッカライ・デア・オルトのパン

焼津にある人気ベーカリー『ベッカライ・デア・オルト』に再訪問。

着いたのは11時半過ぎだったので、パンの残りはあまり多くなく、さすが人気店。

今回、購入したのは二個。

 

ハーフカットのバゲット1本。

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値段は140円。
綺麗なクープに、それによる割れ目が、なかなか見事!

 

 

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内層。
気泡の大小は散乱し、良い発酵具合を思わせる。

食べてみるとクラストは”パリッ”と心地よい音を立て、サクサクとして歯切れ良い。

クラムはモチッと重い食感で、気泡との印象と異なり、重い食べ応え。
しかしそれがリーンのパンらしくて、実に良い!
だが焼き色の濃さが与える印象そのままに、クラストのごく一部は焦げ付いた味も。

クラム、生地自体の味としては、意外と淡白。
ぐわぁー!っと小麦の味が押し寄せて来ることはなく、

この『パリッ!モチッ!』とする食感ばかりが目立つ印象。

噛み締めれば小麦の甘みを感じるも、主張はそこまで強くない。

故に料理などに合わせて食べるバゲットとすれば申し分ない一品。

 

そのように思えたバゲットであり、東京の有名店のものと比べると、多少生地自体の味の濃厚さは負けるが、それでもこの価格帯では十分過ぎるクオリティのバゲット。
普通の食事に合わす分には、ベストなバゲットではあると思う!

 

 

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二つ目に購入したのはクリームパン。

”自家製クリーム使用!”という割に一個140円と安価。

そして安価ながらも、トングで持ち上げた時点で驚いたのはその重量感!

直径は約13cmほどでスリムな見た目ながらも備える重量感。

大体のクリームパンは見た目そのままにふんわり軽く、あまり重力を感じないが、このパンは違った。

持つとずっしり重く、それが印象に残ったほどで、クリームたっぷりを思わせる嬉しい重量感。

故にクリームパンにはダイエットは不要で、こうした重いクリームパンは大歓迎!

 

 

 

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内観。
想像以上のクリーム量に思わず「おおっ!」と声が出そうになったほど。

凄いクリーム量に驚嘆しつつ食べてみる。

生地はふんわりと問題ない柔らかさの菓子パン生地。

定番の甘い菓子パン生地ともいえる。

注目のカスタードクリームは、なかなかの濃い色で、その味は濃厚!

色合いと味からして「卵黄が多め?」と思えた。

甘みに関して言えば強過ぎず、かと言って弱くもなく、一般的な濃さ。

しかし全体的にプリンのような濃厚さがあり、とても美味しい。

『自家製カスタードクリーム使用!』と謳い、それでいてはっきり個性を出してくるクリームパンは少ないので、ここのクリームは他のパン屋クリームパンのクリームと比べ随分と濃厚であり、良い意味で個性的。

なので、かなり好印象な一品!

これはベッカライ・デアオルトが、生地のみならず、カスタードクリームにもこだわりがある、と感じさせてくれる一品。

特にこのクリームパン、この味、このクリーム量で140円!

コスパ良く、場所によっては倍以上の値段で売っていてもおかしくないクオリティ。

故に、ここのクリームパンはだいぶオススメ!