book and bread mania

-中途半端なサウスポーによる日々読んだ本の記録 + 雑記 + パンについて-

パスコ『国産小麦のつぶあんパン』

ネットで見ると評判の良いパスコ10月の新商品『国産小麦のつぶあんパン』。

あんぱんなので気になり、購入。食べてみた。

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1個の重量94g。

 塩漬桜花がトッピングとして見えるのが特徴的。

 

 

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断面。

あんこは案外少なめ。

 

生地を持った感触としては弾力あって少し固め。

顔を近づければ桜の香りが漂ってくる。

食べてみると、生地は柔らか過ぎずロールパンほどの食感。

しかしロールパンよりかはシンプルな生地でボソボソとした印象。

あんこは薄く広く入っていて、端の方に多め。

そのあんこ自体の味としては、意外と甘さ控えめ。

薄皮あんぱんがあんぱんたっぷり味わえる仕様なら、こちらはあんこと生地の両方をしっかり味わえるようにと、生地の部分が多め。

しかしそれが悪いかといえばそんなことは決してなく、国産小麦仕様とのことでパン生地も売りだからこういったバランスにしたのだと思う

 

国産小麦使用という生地の味は、特筆するほど他のパン生地と違いは感じられないながらも、歯切れよい生地に適度なもっちりさで悪くない。

イースト臭さもなくて上質な菓子パン生地と言った印象。

 

塩漬桜花の部分を食べれば、生地とあんことマッチし、口の中は適度な清涼感に包まれ微かな酸味も彩り同様、味に芳醇な風味をもたらして美味しく、味変化のアクセントにも。さらにその塩気はあんこの甘味を引き立てる。

塩漬桜花は、まさに『和』といった印象を抱かせるトッピングであり、爽やかさと酸味と甘味と複雑な味わいを醸し、日本料理の繊細さを思わせる。

 

国産小麦使用、日本生まれのあんぱんに、塩漬桜花も使用。

これぞ”日本!”という珍しくも我の強い組み合わせで、日本らしさを存分に味わえる一品!

これはパンでありながら、もはや和食だ!

おすすめ。