トップバリュの”パン・ド・ミ ロール レーズン”
トップバリュの”パン・ド・ミ 食パン” と同じ製法?
原材料は”トップバリュ パン・ド・ミ 食パン” と同様に、
シンプルな素材にこだわった一品。オリーブオイル使用でマーガリン不使用。
見た目は普通のロールパン。
表記は一個33gながらも、計ると一個は34gだった。
謎の躍動感。
内層。
手で裂くとみっちりしていて、引きがある生地。
気泡は食パンほど密でないながらも、
持つと一般のロールパンより生地はふんわり柔らかくなく、弾力がある。
食べると、
生地はもっちりとしながら多少噛み応えがあり、
袋パンにおける一般のロールパンのようには柔らかくない。
ソフトフランスほどには生地に弾力あって、
軽く握ってもへこまず、一般的なロールパンとの生地の違いはその硬さ具合が顕著。
生地自体としては、ほんのり甘い。
そしてレーズンの味が目立つ。
生地は甘過ぎず、予想外にレーズンの甘さも控えめ。
レーズンパンと言えば甘いばかりが取り柄のように甘さを強調。
酷いものだと表面に粉糖までまぶしてある物も存在する中、これは素材由来だけのような素朴でシンプルな味。故に味わい深く、向こうから味が来るのではなく、こちらから噛み締めその味を迎えに行くような印象。
どきつい甘さの風味はなく、古風な和菓子のような素朴な味わい。
濃い味ばかりを追及し、やたら甘いぶどうパンに疲弊した分には、こうしたやさしい味わいが実にちょうどよくて美味しい。
同時に控え目ゆえ、アレンジするのや料理に合わせるにちょうど良い。
シンプルなものほど、その物の味が顕著に現れ、低価格帯では厳しい。
そうした環境に抗おう!とする姿勢を見せてくれる一品で、「低価格でシンプル、それでも美味しいよ」と意気込み示すパン。
このようにしっかり歯応えを感じられる、ホールセールのロールパンは稀有な存在。
するとそこには価値があり、ホールセールのロールパンの中ではお勧め。