フォションのクリームパン
高級ブランドのパン屋、フォションにて。
クリームパン。しかし名称はカレ・クレーム。
なんでもフランス語で、カレは四角、クレームはそのままの感じでクリーム。
要するに四角いクリームパン。
計ってみると1個の重量は98g。
食べてみると生地はふんわりと柔らかい。
歯ごたえはなく、典型的な菓子パン生地だ。
そして生地自体には卵の味と甘味があり、生地だけでも意外と美味しい。
フィリングは幅広く入っており、食べ始めてすぐカスタードクリームに在り付ける。
そのカスタードクリームの味について。
一言で言うと、素朴。それでいて牛乳の風味がしっかりと味わえ、少し歯ごたえあるほどのしっかりとしたカスタード。
雑みのないシンプルな味わいで、「これぞカスタードクリーム」といった味。
シンプルイズベスト、ということか。
悪くないが、良すぎる事もない。シンプルに美味しい分、ガツンというインパクトがない。
堅苦しい名前ながらも、つまりは老若男女に好まれる、万人向けといえる昔ながらのクリームパンだ。
ただ、これといった特徴なしに定価200円以上は少し高い気がする。