ホームベーカリーでパンを焼く。
作ったのは、ごま食パン。
材料は至ってシンプルで、小麦粉、ごま、ドライイースト、水。
それに少々の塩と黒糖。
小麦粉263gに対し、黒糖、塩共に僅か2gほど。
黒糖は少なめだが、それでも生地はしっかりと膨らみ、発酵する。
食べると素朴な味わい。
小麦粉の味と、胡麻の香りがダイレクトに味蕾を刺激する。
胡麻の風味が強く、香ばしくもあり心地良くもある味わい。
そのまま食べても美味しいが、サンドイッチにはもちろんのこと、
食事パンとしても扱える万能さ。
日本の食パンは甘みが強すぎる、柔らかすぎる、などの弊害があるので、
ホームベーカリーで作るパンは極力シンプルに。
砂糖少なく油脂を入れないことで硬さも保たれ、適度な硬さを維持、表現。
特にミミの部分は硬く、歯応えあって美味しい。
しかしこのパン、水を170ほどいれるので、内装部分は意外とふんわり柔らかい。
油脂など入れずとも、ここまでふんわりするものか、と思うほど。
パンは硬過ぎる、といわれるほどの硬さがちょうど良い。
噛み締める事で、本来の味を堪能できるのだから。
そういった意味では、より吸水を減らした方がいいのかもしれない。
しかしこの分量がバランスよく思えるのもまた事実。
もしホームベーカリーでパンを作るのならば、出来るだけシンプルに、
あまり柔らかくない、市販のパンとは違った食パンを作るのがおすすめ。