焼津のマルコ・デュ・パン訪問。
目当てはもちろん話題の塩パンだ!
ここの塩パンは本家からレシピを譲り受けたらしく、流行らせた大元である所の塩パンを味わえるとのことで大いに期待。
その塩パン。120円。
食べてみた。
…美味い!
一口目から油脂感たっぷりと言える濃厚な風味が口いっぱい、一気に広がる。
これは美味い。くそーと思いながらも、美味い。
これは予想以上、期待以上かもしれない
。
表面にまぶしてある塩が生地と油脂に良い味のまとまりをみせ、シンプルながら美味く、完成度高。
生地はソフトで柔らかく、ロールパンのような食感。
生地自体、柔らか過ぎないのも良い。
おかげで適度な咀嚼を要し、油脂とパンを存分に同時に味わえる。
パンはあまり大きくはないにも関わらず、油脂感たっぷりにより食べ応えあり。
これは期待通りのパン。悔しいが美味く、人気の理由も分かった。
美味を感じさせる油脂に、旨味を演出させる塩気。
油脂と炭水化物のみで出来たこのパンはジャンキーかもしれないが、その分旨味が強く、脳内麻薬をどくどく出させる印象。
シンプルは強い。
そのことを実感させるパン。
さらにそこに絶妙な配合バランスが加わると、それはもう鉄板の味になる。
巧みなのは、この絶妙の生地配合と価格設定。
こう言わずにはいられないだろう。
パンはもう一つ買い、スターフランスなるものを選択。
フランス生地を味わいたいのと、個性的な見た目に惹かれたため。
食べてみると、生地はモッチリ。
表面に付けられたヒトデのような星形は食べると甘く、カラメルの味わい。
クリームチーズとパイン入りらしいが、なかなかたどり着かず、生地のみをほどなく味わった。
内装を見るとクラムは気泡小さく、生地はしっかり捏ねている様子。
フランス生地と謳いながら、これは捏ね過ぎでは?と思えたほどだ。
半分ほど食べ進めようやくフィリングに到達。
クリームチーズとパイン。その量はほどほど。
組み合わせ的には無難で、これといって目新しい味じゃない。
しかし間違いのない組み合わせなのも確かであり、無難に美味しい。
パン生地普通、フィリング普通で、こちらは至って普通のパン。
表面ヒトデが甘めでザクッと菓子のような食感なので、
フランス生地をより本格的にして塩味と麦の味を効かせ、
そのコントラストを楽しめるようにすればより面白いパンになるのでは?と思ったりもした。
マルコデュパンではやはり塩パンが大いにおすすめだ!