book and bread mania

-中途半端なサウスポーによる日々読んだ本の記録 + 雑記 + パンについて-

2月に読んだ本からのオススメトップ10

2月中に読み終えた本は31冊。

そのうちから厳選!

オススメできるトップ10を紹介!!

 

 

第10位

 

調理場という戦場―「コート・ドール」斉須政雄の仕事論 (幻冬舎文庫)

調理場という戦場―「コート・ドール」斉須政雄の仕事論 (幻冬舎文庫)

 

記事にもした一冊。

働く上で本当に重要なもの。 - book and bread mania

啓発本、日本人による著書で、ここまで良い本はあまりないと思う。

 

 

第9位

 

薬は体に何をするか (知りたい★サイエンス)

薬は体に何をするか (知りたい★サイエンス)

 

 シンプルイズベスト。

薬は体に何をするか - book and bread mania

これも記事にした一冊。

分かりやすい+無駄がない+必要最低限の情報。

 

 

第8位

 

ワインの科学―「私のワイン」のさがし方 (ブルーバックス)

ワインの科学―「私のワイン」のさがし方 (ブルーバックス)

 

科学的的陳述に富み、『新書=手軽 』と言うイメージを覆すほどアカデミック!

だがそれが良い!!

多少難解さはあるが、それを乗り越えた先にこそ、 ワインの真理がある!

ワインにとって重要である”発酵”はパンにも深く関わるものであり、

パン作りやパン好きな人にもオススメできる。

隠れた名書!!

 

 

第7位

 

 かわいい表紙とは裏腹に、ガッツリ水について解説する内容。

水と言っても一概に済ませられるものではなく、かなり奥深い。

その奥深さの一端を知れる一冊。

 

 

第6位

 

DNAのらせんはなぜ絡まらないのか

DNAのらせんはなぜ絡まらないのか

 

 DNAに関する科学エッセイを集めた一冊。

科学エッセイと言っても内容は深く、癌遺伝子のメカニズムについての詳細、

またテロメアについての記述もあり興味深い。

その中でも特に興味深かったのは、風邪のウイルスを癌抑制の因子にしようとする研究や、性的行動は遺伝子が定めていることかもしれないとする研究。

 出版は2000年で、載せられているエッセイはもっと古いが、あまり古さを感じさせない内容だった!

 

 

第5位

 

ヤバい経済学 [増補改訂版]

ヤバい経済学 [増補改訂版]

 

ここにも記載。 

ヤバい経済学 [増補改訂版] - book and bread mania

経済学、統計学と聞くと敷居高く感じるが、内容はユーモアに富み面白かった! 

 

 

 第4位

 

パンの世界 基本から最前線まで (講談社選書メチエ)

パンの世界 基本から最前線まで (講談社選書メチエ)

 

 かなり理論的で本格的な本。

吸水率100以上のパンを作ると言うのには仰天した!

本当か?と疑うほどであったが、この本を読むと最後には納得。

この本を読むと、パンの新たな可能性を感じさせてくれる。

と同時に、これまでのパン作りに関する常識を覆された。

”パン”という物の可能性を存分に感じさせてくれる1冊!

パン好きの方にはぜひ一読してもらい本だ!! 

 

 

第3位!

 

童夢 (アクションコミックス)

童夢 (アクションコミックス)

 

 ここでも紹介。

童夢 - book and bread mania

ただただすごい。圧巻。

 

 

第2位!!

 

人間はどこまで耐えられるのか (河出文庫)

人間はどこまで耐えられるのか (河出文庫)

 

 良いサイエンス本!

気圧が人体に与える影響を、一般的にそこまで気にする事はないだろう。

しかし気圧こそは、人体に多大な影響を与えている!それは生死を左右するほどに。

この本を読むと、身近に多くの”危険”があるのだと知れる。

それら危険はテレビや映画の向こう側にある”無関係の危険”ではなく、実に身近に、死に繋がるような危険はある!

内容にはぶっそうなものばかりでなく、スポーツ生理学などもあり、これなどはスポーツやる人には必見。

パフォーマンスを向上させるための科学的知見は実にためになる!!

また、海での遭難時にはできるだけ体を動かさず体温を下げないようにすることが重要など、サバイバル術も学べるのもためになる。

この本は人体における各影響下の科学的知見を得られるのと同時に、緊急時におけるサバイバル術も学べるお得な本。内容も面白い。

 

 

 

第1位!!!

 

広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由―フェルミのパラドックス

広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由―フェルミのパラドックス

 

 この本を読む以前は「宇宙人は存在する」と信じて疑わない派であった。

宇宙の広さを思えば、当然の事とさえ思っていた。

それがこの本を読み終える頃には「宇宙人って居ないじゃないか?」と思うようになっていたのは自分でも驚き。

ただしこの場合は「知的生命体は居ないのでは?」という疑問だけれど。

この本を読むと如何に地球の環境が奇跡的であり、そして紙一重の環境で成り立っているのかが分かる。地球の生態バランスは凄い!

それこそ「まさか?」と思っていた「創造論に真理があるのか?」とさえ思える。

自分にとってパラダイムシフト、自分の概念の偏りを実感させられ、自意識を覆された。

科学的な良書ながら読み物としても楽しめる。大いにオススメ。

あとフェルミ氏の化け物さも知れるよ。