フジ月9ドラマの『ラブソング』が意外と面白い。
ヒロインが吃音という設定は珍しいと思う。
吃音、というもので思い浮かべる作品があり、それが
これ。
あまり有名な作品ではないけれど、ロビン・ウィリアムズ最後の主演作。
内容的には平凡で、名作と言うほどの内容ではなかったものの、この映画にも吃音の人物が登場。尤も、その人物は決して重要な役ではなく、数多く出てくるモブの一人。
電器店の黒人店長で、老人でもうろく気味。
喋り方が吃音で、ロビン・ウィリアムズ演じる男は、デジカメを早く購入したいのにも関わらず、会話がなかなか進まず苛立っていた。
そこでロビン・ウィリアムズが苛々して汚い言葉で捲くし立てると、老人が何か喋り始める。
「ふぁ、ふぁ、ふぁ、ふぁ、ふぁ、ふぁ、ふぁ、ふぁ‥」
何を言おうとするのか、ロビン・ウィリアムズ演じる男は聞き耳を立て言葉の続きをじっと待つ。
「ファック・ユー」
苛立だち気味に、荒っぽく店を出るロビン・ウィリアムズ演じる男。
思わず笑ってしまい、印象深く忘れられないシーン。
そこまでしてその言葉を言いたいのかと。