book and bread mania

-中途半端なサウスポーによる日々読んだ本の記録 + 雑記 + パンについて-

ヤマザキ『十二穀ブレッド』

ヤマザキパンから健康志向の食パンを発見!

 

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1枚の重さ61gで、1枚149 kcal。 

 

 

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12種類もの穀物(小麦、ライ麦、大麦、スペルト小麦、オーツ麦、キビ、玄米、とうもろこし、ライ小麦、キノア、ごま、ひまわりの種)が入ったパンで、真っ白でない見た目が穀物の含有量を思わせる。

穀物が入った食パンとは、どんな味か?

トーストせず食べてみた。

 

生地は普通の食パン同様、ふんわりとしている。

ただ香りが違い、安い食パンにありがちなイースト臭さはなく、穀物パン特有の匂い。

食べてみると、生地の食感はふんわりし過ぎておらず、適度な噛み応え。

ふんわり過ぎる食パンと比べてしっかり咀嚼する必要があって、そういった部分からも健康志向を感じる。そして、生地が柔らか過ぎないのは油脂や砂糖などが他の食パンより控えめに思え、ここでも健康志向を感じた。 

 

噛み締めるとプチッと十二穀の歯応えもあり、しっかり十二穀を食べている印象。

生地自体の味としては、意外と控えめ。

というか、意外すぎるほどに控えめであり、十二穀自体の風味は希薄。

万人受けを狙ったかのように大人しい味。十二穀のおかげで健康に良いのだから、尚更十二穀の風味をもっと前面に出してもいいのでは?と思えてならないほど。

さすれば、個性が強く敬遠されがちになるかもしれないが、それこそ本来の味!ゆえに、体に良い物を入れながらその個性を潰すのでは、ビタミン剤入れて誤魔化すのと変わらない!

 

普通に美味しい食パンだけれど、もっと十二穀の風味を!と思えてしまう一品だった。

というか、十二穀の風味を呈しても美味しいものであると思うので、個性をそのまま発揮してほしかった。味まあまあの、栄養的に優れた優良食パン。味に同等の個性があればさらに良し。惜しい味だった。