今期に放送している『18if』と言うアニメはかなり独特で、
「夢の中を巡る」といった、一話完結のオムニバスのような作品。
そうして今回の7話目がまた随分と独特で個性的。
「夢の中と言う設定なので、もう何でもあり!」
といったスタンスのアニメながら、7話目は政治的メッセージが色濃くて多少驚いた。
「この7話目、あらすじとしては…」とせずとも、主要な登場人物の名前が
「ポル」と「ポト」。
この時点で察しのつく人は「ああ、なるほどね…」となると思うが、
物語の展開としても、その想像を覆さない!
ゆえに、主軸のテーマはとっても分かりやすいのだけど<これはもはや暗喩ではなく直喩だけれど、「大丈夫なの!?」と思ってしまったほど>、
そこにまた物語、アニメ作品としての一工夫がなされているので、最後には「ああなるほど!」と、感慨深いため息を吐くこと受けあい!
このアニメ、正直ぜんかいの6話目は、内容がいろいろな意味であれ<良い意味か悪い意味かで言えば、傾きとして悪いほうに向いていたと思う。おそらくは>、だったのだけど、この7話に関して言えば、娯楽性にしろメッセージ性にしろ、著しく向上していて完成度高く、まるで別作品。
絵柄も今回は独特であって通常と異なりCG風。
音楽にも力を入れているようで、
まるでごく短編のアニメ映画を見ているようなクオリティ!!
「このアニメ、ぜんぜん知らないんだけど…」
と言った人でも、この7話から見ても一応は問題ないので、
気になる人は、是非チェックしてみてほしい。
この『18if』といった作品、意外なダークホースアニメでは!?