book and bread mania

-中途半端なサウスポーによる日々読んだ本の記録 + 雑記 + パンについて-

雑記

見逃しで先週のアベプラを視聴。

『若いうちは貯蓄?散財で人生の糧に?』という回が面白かった(YouTubeでもあります)。

【金金金】若い頃は散財?貯蓄?投資?人付き合いや体験に使うべき?老後の心配っていつから?若者の人生設計を考える|アベプラ - YouTube

 

そこで面白いなと思ったのは「何事も経験!」といった意味での散財は、外への見識を広げることで内側を深くするということ。

一見、相反する内と外を結び付けている点はすごく面白いと思うし、こうした見識はアウタースペースからインナースペースへと重きを移していったSF史とも関連性があるように感じ(半ば冗談で言ってます)、ニューウェーブ的な物の見方というのは物質的により豊かになった現代こそ見直す必要があるのかも。

 

また、経験主義者は経験によって得たものをどのように出力するか、というのも面白い問いかもしれない。

それは文章であったり口述であったりするのだろうけれど、語り得ない部分が存在するはずだ(そうでなければ体験せずとも読めばいいし聞けばいい)。

 

この部分の再現性が存在しないのであれば感情はいつまでも感情のままで、だからこそ尊く、必要であり必然性があって、それでもついそれを言語的なもので捉えようとしてしまう。

なので人工知能が現状、言語化できないものをどのように言語化していくのかという点は非常に興味深い。