イトーパンのクリーパン
ホールセールの安価なクリームパン。
味の基準、指標つくりの一端担ってもらおうと、安さにも釣られて購入。
これ。1個の重さは102gのカロリー316。
定番お手本のごとくグローブ形と思いきや、
グローブ型になりきれぬ中途半端な見た目。
「何故この形?」
と問われても、その言葉は用意にキャッチできず、
返答できずでキャッチボールは終了。
不良品グローブのような見栄えはともかく、
クリーム見ようと真っ二つ。
カット内面。
「クリーム少なっ!」
思わずそう口に出してしまいそうなる。
クリームは生地の片側に寄り、クリーム量も生地の内層面積と同等であり、クリームたっぷりものを”薄皮パン”と呼ぶのなら、これは”厚皮パン”と称すべきであり、クリーム覆うクラストクラム食べるに多し。
食べてみると、
生地はふんわり柔らかく実に普通であり安直な味。
シンプルなこっぺんぱんテイストであり、生地の味は甘め。
ほんの少々イースト臭漂わせるその甘い生地は、まるでイーストが作業をサボったかの様な味わい。
普遍的なパサつく菓子パン生地に続いてたどり着くそのクリームは、大方の予想通りあとを引く甘さあるカスタード。
”パサつくクリーム”という新たな形容を与えたくなるカスタードで、バニラ風味は稀薄。
カスタードのコクは軽く「ああ、50円の味だな」と安価なものの味わいを堪能できる逸品!
変わる事ない普遍的ホールセールの袋クリームパンといった印象の一品で、味のものさし良し悪しの形成においては良いのでは?
緊急時の栄養補給にも持って来いのパン。
けれどやはりクリームの少なさは悲しい…。