book and bread mania

-日々読んだ本の書評 + メモ集 + パンについて-

SF!SF!SF!

anond.hatelabo.jp

とってもいい記事。

 

SF好きとしては実に好ましい内容。

 

SFの魅力とは?

そう問われれば、そこにある答えはやはり人間想像力の可能性を見出してくれるから!

というものに尽きると思う。

 

純文学やら恋愛、コメディやらアクション、サスペンスなど作品のジャンルは多種多様に存在、然し僭越ながらそこに意見を述べるならなば、こう言うだろう。

 

「どれも話は大体が同じ」

 

それと同時に、

 

「名作と呼ばれるに値する展開、物語、結末は、すでに古典において出し尽くしてしまっている」

 

とも言える。

 

然しそれもある意味当然で、作品を作るのは人間であり、それを嗜むのもまた人間だから。故に、こうした展開の作品が好まれ、こうした物語を人は求め、こうして結末を人は願う。

 

決まりきっているのだ!

 

それがことSFとなると、やりたい放題!

今までの定石とは何処とやら。

それこそ、作者の手腕一つで物語は急カーブを描いて湾曲しては、あらぬ谷底へと結末用意する。

こうした破天荒さ、つまりは人間なる種の思考を逸脱した世界を、提示してくれる!

これは別に「現実逃避サイコー!」と謳っているのではなく、かといって日常の退屈さを嘆くわけでもない。

それは、人間たる種の限界の先があることを示してくれる、まさに厭世主義者へ送られる免罪符であり、そういったチケット受け取れば多少なりとも世界の見方が変わってくる。

 

想像力は無限大!可能性は無限大!

安易にそう説く人間賛美の言葉は戯言であり、まさにその言葉自体が己を陳腐さを掲示しているに他ならない。けれどだからといって絶望したところで世界もまた変わらない。

 

然し世界には、こんな歪に面白いことを考える輩が居るぞ!

最高にクレイジーだ!(褒め言葉)

そういった狂人であり偉人である方々の思考の渦に埋もれられるSF小説たる物は、やはり偉大だなあ、とふと思う。

 

 

 

追記。 

SF小説で何かお勧めは?」

と訊かれ、パッと思いつき勧めるならばこの三つ。

 

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

 

 

 

すばらしい新世界 (講談社文庫)

すばらしい新世界 (講談社文庫)

 

 

 

黙示録3174年 (創元SF文庫)

黙示録3174年 (創元SF文庫)

 

 

 上記の記事ではコメントにおいても『黙示録3174年』が挙がらないのが不思議なほどで、それほどには『黙示録3174年』という作品、インパクトがある。

これを読んではハッとし、ある種の靄が晴れたほど。

これから聖書読むなら、こっち読む事をお勧めするほどには濃い内容。

尤も、聖書は読んだことはないけれどw

然しその意味も、これを読めば理解できる。