トップバリュのこだわりホールセールパン
ホールセールによる、
”北海道の素材にこだわった”クリームパン。
”北海道の素材にこだわった”あんぱん。
イオンでそんなパンを発見。
そのこだわりは、どの程度のものかと気になり購入。
クリームパン、あんぱんの二種。
先ずはクリームパンから。
その見た目。
クリームパンは定番のグローブ形でなく、
丸くて平たく、バンズのような見た目。
定価105円。
計ると1個の重さは78g(袋表記は76g)。
内観。
平たい生地に隅々までカスタードクリーム!
このパン、”北海道の素材にこだわった”点として、
・北海道産強力小麦「ゆめちから」を使用
・パン生地の原料に使用している砂糖はすべて北海道産てんさい糖
・北海道の牧場で絞った生乳使用の生クリームをパン生地に配合
・北海道十勝産牛乳を使用したカスタードクリームを使用
があるらしい。
手に持った生地の感触ソフト。
しかしフィリングの充実によって、生地の表面は弾力ある感触具合。
実際に食べてみると、生地はふんわり柔らかい。
フィリングは隅々まで入っているので、すぐにカスタードクリームを味わえ、
その味、意外と濃厚!
甘み控えめ、バニラビーンズの風味強めの味で、しっかりしたカスタードクリーム!
安物にある、甘さ強くてねっとり後味残るカスタードクリームとは違い、後味残らず清涼感すら感じそうなほど、歯切れの良さならぬ後味切れの良さ!
濃厚ながらも多少さっぱり感じるそのカスタードは、生地の柔らかさと相まって問題なく美味しい!
こうしたスッキリした味わいが、原料に北海道産使用の特徴であるとすれば、意外とその特徴は出ているように感じ、安価なパン、それもホールセールのクリームパンながらも予想以上には美味しい。
粘度の高過ぎないカスタードはその食感、見た目どおりに味はしつこくなく、良い意味で期待を裏切られた完成度。
次に食べたのは、つぶあんぱん。
これも定価は105円。
計ると1個の重さは85g(袋表記は87g)。
あんぱんの方がクリームパンに比べこんもり高さがあり、
しかし直径のほうは若干小さい。
内観。
生地の層は案外厚く見られ、およそ餡子の面と同等。
確認できる気泡具合は密。
このあんぱんのこだわり点としては、
・北海道産強力小麦「ゆめちから」を使用
・北海道常呂町産小豆100%
・こだわりの特殊製法でじっく炊き上げた粒感のあるつぶあん
・あんに使用している砂糖は北海道産てんさい糖
・北海道の牧場で絞った生乳使用の生クリームを配合
があるとのこと。
持った生地の弾力先ほどと同等に感じながら、口に含む。
すると、
あんの甘味が案外強い!
インパクト少々感じる甘さで、生地の甘さを感じさせないほど主張の強い甘さ。
甘さ控えめ和のあんぱん、といった雰囲気の逆バージョンであり、
なかなか個性的を表に出すつぶあんで、味のインパクトは多少ある。
そして食感。
確かに、小豆はその形を残したものが多く、口の中でとろけず溶けず、小豆の食感、風味をしっかり味わえる。
しかしこの辺りは好みの問題で、つぶあん好きな人には好まれるであろう豆の存在感。
あんの甘さは最初、しつこく思うがそれほど舌に残らず、無難な後味。
生地の食感やわらかく菓子パン程度にくずれる生地に、あんは少々甘みが強め。
つぶの感じがいい具合に残る、そんなあんぱん。
色物のような特筆するような味でもなく、まあ至って普通のあんぱん、
といった印象。
悪くないが絶賛するほどもなく、ホールセールあんぱん!と題して野暮でない。
無難に美味しかった。
今回、トップバリュ製の”こだわった”菓子パンを食べてみた感想としては、
クリームパンのほうはまあまあいける、あんぱんは普通。
どちらも北海道産小麦使用に、北海道産生乳使用の生クリームをパン生地に配合とのことだが、それほど従来のホールセール菓子パンと差異は感じず。
けれど、クリームパンは意外と美味しく、つぶあんぱんの豆具合もなかなか。
両方とも普遍的に美味しく、故に一番のこだわり、実はその価格?と思う所存。
105円という価格を考慮すれば、どちらも十分なパンだと思う!