各界で活躍中の著名人約200名がそれぞれのとっておきのジョークを披露。
とのことで期待して読むも、正直余り笑えず…。
多少期待はずれでありながらも、数打ちゃ当たる。
そうして琴線に触れ、「ふふっ」と微笑を漏らしたジョークを紹介。
哲学教授「結果が原因に先立つ場合があったら挙げてみよ」
学生「はい。母に押される乳母車です」
五歳ばかりのお坊ちゃんが、おかあさんにこう尋ねました。
「ママ、新婚旅行ってなあに?」
「結婚したばかりの男の人と女の人が一緒に旅行することよ」
「ふうん。ママもパパと行ったの?」
「行ったわよ。とても楽しかったわ」
「その時、ボクも一緒に行ったの?」
ママは落ち着いて答えました。
「もちろん、行きましたとも。行きはパパと一緒に、帰りはママと一緒にね」
神は全能だ。それなのに神はアダムが寝ているあいだに肋骨を一本とって、イブをつくった。
このことについて、二人のラビが論争した。
「神なら、もっとかんたんにイブをつくることができたにちがいない。それなのに、なぜアダムの肋骨を盗んだのだろうか?」
「その答えはかんたんだ。人間に対して、盗品にはロクなものがないということを教えたかったのさ」
時事川柳、として紹介されていたジョークでなく冗句。
・戦争と 地震で覚える 遠い国
・議員席 座ると直る 不眠症
これは、スコットランド人がいかにけちであるかを示す話なのだそうである。
それぞれウェールズ、イングランド、スコットランド出身の三人の商人がいた。
三人は非常に仲が良かったので、もし三人のうちの誰かがなくなった折には、残った二人はその友情を示すため、なくなった人の柩へ10ポンドずつ入れるという約束をしていた。
ウェールズ出身の人が不幸にして先になくなったが、イングランド出身とスコットランド出身の人は、もちろんその葬儀に列席した。
イングランド出身の人は、なぜわれわれを残して先に死んだのかと泣きながら、約束にしたがって10ポンド紙幣をその柩のなかへ入れた。
スコットランド出身の人は、もっとおいおいと泣きながら、おもむろに小切手帳をとり出して、それに20ポンドと書き込み、署名し、それを柩のなかに入れると、次いで、イングランド出身の人が前に入れた10ポンド紙幣をとり出して、自分のポケットへ入れた。
中でも、一番好きなジョークがこれ。
これは、日本映画界の巨匠、世界のクロサワ、黒澤明監督の話。
黒澤監督は 、朝食をあっさりと、プレーンオムレツだけで済ますのがお好きである。
ある映画の地方ロケの小さなホテルで、監督はいつものようにプレーンオムレツをひとつ、部屋で食べるからと製作担当者に頼んで待っていた。
監督の命を受けたその担当者氏、さっそくレストランへ行って、
「プレーンオムレツ、ひとつ」
「は?!ちょっと、お待ちを」
とボーイが厨房を去って、待つこと十分。
「はい、出来ますそうです」
の答えがあって、更に二十分。
ようやく出来上がったオムレツをトレイに乗せてうやうやしく、監督の部屋まで運んで来た。
監督が食べてみると、オムレツには小さく刻まれたハムの小片が入っていた。まあ田舎のホテルのサービスであろう、と監督は黙って食した。
サービスといえば、このオムレツの脇に、かわいいプリンがひとつ添えられていた。監督はそれも、黙って食べた。
それから数ヶ月たって、監督はその朝も自宅でプレーンオムレツを食べながら考えた。
あの時、あのオムレツは、何故プリンがついていたのだろう?
突如として、監督の頭の中に閃光が走った。
「あれは、プリンオムレツだったのだ!」
ミスリード感といい、最高w