ヤマザキパンの”パン・オ・ルヴァン”シリーズ
ヤマザキの3月新商品である”パン・オ・ルヴァン”シリーズ。
少々気になっていた中、安く見つけたのでなんとなく買ってみた。
まずはプリエーゼ。
ルヴァン使用とのことで期待。
内層。
気泡がとても大きく、実にワイルドで正直驚いた。
持つとクラストが硬い印象。
食べてみると、酸味が強め!
ホールセールのパンとしては珍しいほどに酸味が強くて本格的。
しかし食感としてはホールセールのパンっぷりを如何なく発揮し、
クラストはほんのり硬くソフトフランスのような硬さで、クラムはボソボソした食感。
全然モチモチしておらず食パンにもフランスパンにも劣る食感で、安っぽいソフトフランスの生地のそれとほぼ同じ。
味としても酸味ばかりが主張し、他の味は薄くて一辺倒。
粉の味もかき消されて、安い風味をルヴァンの酸味で誤魔化しているといった印象。
それでもこの酸味は独特で、チーズ等との相性の良さを思わせ、
料理に会わせる等には良さそうなパン。
味はまあまあ本格的。
けれど食感は相変わらず。
しかしホールセールのパンで低価格。そう考えるとなかなかよく出来ていると思う。
これを食べ、スクラッチベーカリーのルヴァン種のパンを食べると「こんなに違う!」とスクラッチベーカリーのパンの良さを再確認するに適したパンでは?
それぐらいのパンだった。
あと表示のカロリーとしては一包当り374。
だが計るとこの一包の総重量は198g。
とすると100g当りのカロリーは約189となり、さすがに低すぎる。
確実に間違っており、もう少し正確なカロリーを表示するか、100g当りのカロリーを載せてほしいものである。
こちらはプリエーゼと打って変わって気泡は実に密。
意外と多めにレーズンと胡桃が入っており、それらの味が隙間なく入り込む。
レーズンは甘く、胡桃の油脂感も酸化さはなくて普通に美味しい。
生地は多少ボソボソするもののレーズンと胡桃がそれをカバー。
これに関しては、想像以上に美味しく、そしてよく出来ていた。
これはホールセールのリーンなパンの中ではおすすめ!
あと双方にも、原材料の末端には
”酵素”があり、少々気になった。