月額980円でコミック・雑誌・小説・実用書などの12万冊以上の本が読み放題となる「Kindle Unlimited」が、Amazonより本日からスタート!
読書家としては衝撃的なサービスであり、価格破壊もいいところ!
なにせ12万冊以上もの本が読み放題になるのだがら、まるで小さな図書館が常に手元にあるような状態!
この後、読み放題である本の数が順調に増えるようならば、本気で「町の本屋さんは立場が危ないのでは!?」と思わずには居られない。
同時にふと思うのは、
定額無料読み放題サービスの浸透により、街頭にある書店は縮小の一途を辿り、同時に電子書籍がさらに流通。
すると読み放題サービスはさらに一般化し、値段の手軽さから今やどこの家庭もこのサービスに加入し、店頭で本を買うことはごく稀に。
誰もが膨大にある無料の本を読みふけり、満足に至る。
「その内容の本は駄目だ。この本にしろ!」
読み放題として提供される本は極秘裏に政府で検閲され、すべては政府が管理。
そうしてサービス加入者に渡る本を意図的に選出し、思想を偏らせる。
これは見えざる監視社会であり、暗喩的に意識を操作する。
読者は本の品揃えに偏りを感じることなく、愛国ナショナリズムを植えつけられる。
それは強制ではなく、自身が選ぶ書物からによる影響であり、自発的に自分を洗脳していく…。
『華氏451度』を逆にしたような、こんなSF作品でも出て来れば面白いな、等とふと思う。