book and bread mania

-中途半端なサウスポーによる日々読んだ本の記録 + 雑記 + パンについて-

CHEZ MADUイクスピアリ店のミルクフランス

東京の舞浜駅すぐ近くのショッピングモール内、

そこにあるパン屋。

 

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CHEZ MADUイクスピアリ店。

 

 

フランス生地のパンがあったので、

気になり、一つを買ってみた。

 

 

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ミルククフランス。1個240円と高め。

しかし500mlペットボトルより長く、けっこう大きい。

 

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1個の重量92g。

 

 

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内層。

気泡はあまり目立たず。

 

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そしてミルククリームのフィリングはマーガリンのように固形であって、

油脂感が強い印象。

 

生地は持つと、時間経過に対しての硬さはなく、指で押せば容易にへこみ、ソフトフランス?と思わせる。

食べてみると生地はもっちり。

ミルククリームは練乳風味が濃厚。

生地はリーンな生地ほど硬くなく、

クラムのみならずクラストも、もちもち気味。

 

生地はソフトフランスで、もちもちしているが気丈な歯応えはなくて物足りない。

万人向けの硬さにとどまり、ハード系の好きな人には物足りない歯応え。

日本のパンはお菓子だな、と言われそうな食感のみ。

 

食感は引きがあってもちもちしているのが特徴的で、そこでふと気付く。

通常、時間がたてばパサつくところをこのミルククリームが補い、パサつく食感がなく良い具合にもちもちとしている。

 とすると、時間経過によってのでんぷんの老化(糖質のβ化?)を、ミルククリームを挟むことで防ぐ!

油脂を挟むことで劣化を遅らせ、もちもちとした食感を残すパンと成る。

油脂感の強いミルククリームによって保存性も高く、生もののような鮮度の心配も薄まる。するとこうしたフィリングはシンプルなパンの鮮度を保つには良いアイデア

 

パンに保水クリームで化粧をしたかのようなこの一品は、

翌日に食べても、もちもちとしており、その食感が万人向けであり人気の秘訣かと。

クリーム自体、甘みが強くミルキーのような味わいで、老若男女に好かれそう。

そして、数多のパン屋でミルクフランスが存在する理由を知った心境。

商品として人気があるのはもちろんのこと、品質管理が楽だからでは?と思えた。

 

しかしこのパンにおいての感想は、美味しいながらも味は普通であって、あんぱんやクリームパンのような万人受けする普通の味。

特筆さはあまり感じられず、240円はちょっと高いのでは?と思う。

そこは観光地価格といったところか。