book and bread mania

-中途半端なサウスポーによる日々読んだ本の記録 + 雑記 + パンについて-

ループ系漫画の傑作

備忘録用+もっと多くの人に知ってもらいたいための記事。

togetter.com

 

この漫画がとても良かった!

ループ系の仕掛けも良く出来ているし、最後の落ちもヨシ!

単純に純愛物として読んでも面白いのはもちろんのこと、シンプルな台詞と描写に含まれる行間の深さには目を見張るものがあって、持て余す時間を手に入れ欲の限りを尽くした結果、見えてきたのは人間の業の深さというのは真理的。

 

個人的にとても感銘を受けたのは”小さな努力の大切さと時間の尊さを描いている”点であって、メメントモリじゃないけど普段忙しなく生きていると「ちゃんと生きている時間」が大切だってことを忘れがちになってしまう。

別に「大真面目に生きろ!」ってことではないけど、自分がやるべきことをちゃんとやってるのか?とか、やらないと後悔するくせにやってないことがあるんじゃないのか?みたいなことを指摘されているみたいで、読んでいてハッとした。

 

 

あとはなんだかんだ言って、肉体的のみではなくて精神的に結ばれたこと(雑に裏を読めばそういった意味合いから主人公をデリヘル嬢にしたのでは?と思えたり)によってのハッピーエンドはやっぱり尊く思えるし、青臭いことを言えば互いを思いやり高め合っていける関係というのは最高の愛の形だと思う。

 

青臭いついでに言えば、青春っていうのは”青”臭いことを言うから”青”春なのであって、だから青臭いことを言い合える仲でいれば二人にとってはずっと青春なのかなとも思う。

 

なんて青臭いことをまた言えば、それを誤魔化すためにまた青臭いことを言うループになりそうなのでこれで終わりにしようかと。