『メゾンカイザー』のバゲットモンジュ!
”おいしい麺麭と珈琲”では,メゾンカイザーも出店。
そこで、評判のバゲットを購入。
ここのバゲットは、ヴィロンやロブションのバゲットとはどう違うのか?
気になり買ってみた。
1本302円で、重量は222gのぞろ目!
内層。
中程度の気泡が豊富で、良い発酵具合!!
期待し、食べてみると、
生地はクラスト、クラムともしっかり硬質で、噛み応えある。
噛み締めればクラムはモチッとしてくる。
生地自体、多少平べったく縦の窯延びはそれほど感じさせず。
噛み締めても余り酸味がないのが印象的で、その辺りはロブションのバゲットと大分風味が違う。
ごくシンプルな風味が広がるバゲットで、意外と味に特徴ないのが印象的。
いや、”味に特徴ないのが特徴的”といえるかもしれない。
それほどに味は稀薄気味。
食感は硬く歯応え良いけれど、肝心の風味は微妙。
噛み締めてもそこまで濃厚に小麦の風味がぶわぁーっと口いっぱいに広がるわけでもなく、ヴィロンのバゲット等と比べると、その風味は大分劣って感じた。
歯応え良く素朴な味ゆえ、料理に添えて食べるのでは申し分ないけれど、単体で食べるとなると少々物足りない一品。
軽くトーストして食べてみると、
クラストはサクッと歯切れ良く、比例するようにクラムのモチモ具合も際立つが、すると生地の濃厚でない風味も目立って感じた。
ヴィロン、ロブションのバゲットは圧倒的な個性を持ち、一口食べて噛み締めればその個性がぶわあーッと口いっぱいに暴れ始めて、「なんだこれは!?」と感嘆させられたものだが、このバゲットにはそのような驚きも衝撃もなく、多少なりとも残念。
メゾンカイザーのバゲットは悪くないけれど至って普通のバゲット。
はっきり言って普通過ぎた。拍子抜け。
追記。
シェアした人にクロワッサンとキュルキュマを少し分けてもらい、食べてみた。
クロワッサンはバター風味が濃厚で、感動・特筆するほどでないものの、普通に美味しい!平均以上の美味しさはあるしっかりした作りの、丁寧なクロワッサン!
キュルキュマは生地にへーゼルナッツ、くるみ、ターメリックを練りこんだパンで、これは美味しかった!ハードな生地にくるみとへーゼルナッツの相性は当然良く、ターメリックによってもたらされる風味は濃くないものの、微かな風味がいいアクセント!
キュルキュマなるパンは思いのほか美味しかった!