book and bread mania

-中途半端なサウスポーによる日々読んだ本の記録 + 雑記 + パンについて-

言語へのツンデレをみせる前衛的作品『アサッテの人』

 

アサッテの人 (講談社文庫)

アサッテの人 (講談社文庫)

 

 思いのほか面白かったので推奨。

「もう、意味のある言葉なんて、大っ嫌いなんだから!!」

なんていうふうな、言葉に対するツンデレが登場する作品。

言語ツンデレ!!

こんな革新的なジャンルな小説があるとは…芥川賞もあざといなとつい思ってしまうような作品。

なので言語学好きはともかくとして、哲学などにも興味・関心がある人にはうってつけの文芸作品であって、一読をおすすめ!