3月に読んだ本からのオススメトップ10
3月に読み終えた本は37冊。
そのうちからオススメのトップ10を紹介!!
第10位
『服なんて、どうでもいいと思ってた。』
服なんて、どうでもいいと思ってた。 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
- 作者: 青木U平
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2015/02/23
- メディア: コミック
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想像以上に面白かったギャグ漫画。
テンポの良い展開と、所々で繰り広げられる偏見の嵐。
そのコントラストが素晴らしく、思わず引き込まれ、気付くと爆笑してしまった。
女性ファッションは知らぬ存ぜぬの者からすれば、まさに未知の領域であり魔界。
そんな魔界に突如招かれた主人公をはじめとする男性陣。
果たして彼らは無事に生還(仕事)ができるのだろうか?
随所に出てくる、確信を点いたような名言も傑作であり、滑稽さを笑い笑われの漫画。
ファッションに興味がある人は当然のこと、あまりない人でも楽しめるエンターテイメント作品。最近笑える漫画に飢えている人には、特におすすめ!
第9位
『「味つけサシスセソ」の科学』
『料理の科学』と似た系統の本だが、こちらのほうも実用的。
この本は実際の料理の際、手順的疑問に対して答える内容であり、科学的アプローチによる料理の上達が望める本。
そしてこれは和書なので 『料理の科学』と違い、和食(たとえば煮魚など)に焦点を当てていたりもするので、馴染み深い料理の解説により即活用できる知識が多い。
正直、あまり注目されていない本だが、解説はしっかりしており、調理の際にすぐさま使える知識は多く、目立ってないが良書。
たとえば、肉や魚などに酢を塗ってから焼くと、表面のたんぱく質を変性させフライパンや鉄製のグリルに引っ付き難くなるという科学的な情報は有益であり即採用すべき事案。これで魚焼きグリルに身を引っ付けて駄目にする事はなくなるだろうし、肉はテフロンのフライパンでより上手に焼けるようになるだろう。
揚げ物に関しての科学的知見も役立つ情報が満載で、身の水分を残しつつ衣の水分とばしてカラッと揚げるには?と言う情報もあり、揚げ物の妙を知った心地になれる。
また、卵焼きをふっくら仕上げるためとして砂糖を加える事を述べており、そのプロセスはたんぱく質の凝固を砂糖の糖分が抑制するため。そして紅生姜が赤いのは、アントシアンが酸性に反応した結果だといったことまであり、料理知識から雑学まで話題は豊富であり料理する人ならば必ず役に立つ1冊。一家に一冊、常備をおすすめ。
第8位
『はたらく細胞』
『はたらく細胞』は楽しめながら学べる良書! - book and bread mania
人間の体の中では何が起こっているのか?を楽しみながら学べる健全な漫画。
グロテスクな表現こそあるものの、それこそある意味リアルであり、体の中で細胞は常に忙しく働き続けている。
その様子を擬人化してコミカルに表現するアイデアは秀逸であり、カッコかわいい彼らの活躍は必見!
また、彼らの仕事をホワイト企業にするかブラック企業にするか決めるのは、体の持ち主であるあなた自身。
これを読み、健全な生活をして、せめて体内ぐらいはホワイト企業状態にしてやろうと言うのが人の情、ではないだろうか?
第7位
『脳のなかの幽霊、ふたたび』
- 作者: V・S・ラマチャンドラン,山下 篤子
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/05/25
- メディア: 文庫
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名書『脳のなかの幽霊』の後に出版された本書。
内容としては、公演での話を本にしたもの。
全5章からなり、どれも面白く興味深かったが、特に印象的なのは芸術と脳の関係について。人間が普遍的に感動する部分を抽象的に見つけ、優れた芸術家はそれを描いているので、優れた芸術家は観る人すべてに深い感銘を与える作品を作り出すと言う説は面白くて興味深い。
そして人の脳と、芸術に対する感受性の関連性のついての視察も鋭い。
さらに内容は簡単に説明かつ簡潔に述べているので読み易い。脳に関する興味深い示唆の連続には、実に引き込まれ、盛り沢山の内容に凄く楽しめる!
読み終えると新たな知見をいくつも得られ、知的好奇心を満足させられるだろう!
読み終えて改めて思う事は、著者自身が、とても楽しんでこの研究をしていると言う事。神経学の熱意と楽しさが文体からでも十分伝わって来たほどで、思わずこちらも楽しくなってくる!また同時に著者が人間の本質についてとても興味があることを窺い知れる。良い本だ。
第6位
『ヘンテコピープルUSA』
ヘンテコピープルUSA - book and bread mania
記事にもした本書。
一見バカげた本に思えるが、ところがどっこい、世界の広さと可能性を見せてくれる一冊!世界は広いのだと改めて教えてくれる本であり、たとえ辺境奥地へ出向かずとも変人狂人には巡り会えるのだと知れる。まあ、出来れば巡り会いたくはないが。
世界の個性的な方々との交流記は好奇心をくすぐられ、数奇でありスリリング。
「ああ、彼らと比べればウチの上司なんてまだまだレベル1だな」と思わず感心すること請け合い。
この本を読んで世界の広さを知ろう!
第5位
『非常識セラピー』
- 作者: ジェフリーウィンバーグ,春日武彦,Jeffrey Wijnberg,中田美綾
- 出版社/メーカー: アスペクト
- 発売日: 2005/02
- メディア: 単行本
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セラピストの新たな在り方について述べた一冊。
自己啓発書などでは「マイナス思考は良くない」や「何だってやれば出来る」などとよく言うが、それら思考は間違いであるのだと教えてくれる!
間違いならば当然、正解もあるのだが、その正解とは身近にあり。
所々にあるユーモアもセンスがあり、笑える。思いのほか良い本だった!
あと、やはりユーモアは大事。反抗的な態度や大袈裟な皮肉・ユーモアを言って、相手側から問題の確信や解決策を言わせる手法は目から鱗。
日本ではまだこういったカウンセリング方は受容されていないように思え、もし実行されれば難しいだろうがそれなりの成果を挙げられるであろうと思う。
印象的だったのは、カウンセリングをする上で重要なのは、如何に本人から「直そう!」という意思と気力を引きずり出すかが重要、という点。
それと変化について述べている項において、“気付きが変化をもたらすのではなく変化が気付きをもたらす”と説いていたのが印象的。要は“喋るより行動”ということだ。これは当たり前のことなのだが、改めてこう実例ありで示されると、感銘を受けずには居られない。
第4位
『女と男 ~最新科学が解き明かす「性」の謎~』
- 作者: NHKスペシャル取材班
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/01/25
- メディア: 文庫
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男女間における、脳の作り方や働き方の違いについて述べた一冊。
内容はライトかと思いきや、意外と奥まで踏み込んであり、夫婦間における仲違いの原因やその解決策まで示しており、実用性も兼ね備えた内容。
「女性は地図を読むのが下手」慣用句のように言われることだが、
これは脳科学的に見ると正しいとの事。
原因は脳の使用の仕方が違うからだそうで、しかし女性は教わり方によっては、男性以上に目的地へはスムーズに行けるとの事。この実験結果は意外であり、少し驚いた。
他にも、男女間の違いを実験結果などを踏まえて科学的に述べており、勉強にもなり異性の理解も深まる良書。
第3位
『やる気を生む脳科学―神経配線で解く「意欲」の秘密』
やる気を生む脳科学―神経配線で解く「意欲」の秘密 (ブルーバックス)
- 作者: 大木幸介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1993/02/16
- メディア: 新書
- 購入: 7人 クリック: 24回
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記事にも書いた一冊。
やる気を生む脳科学―神経配線で解く「意欲」の秘密 - book and bread mania
”やる気”とは自発的に出せるのだと教えてくれる一冊。
「今日は何だかやる気が出ないなあ」その理由を明確に示してくれる内容であり、
やる気のなさは複合的なことが原因であるのは確かだが、この本を読めば少なくともその状態を改善できるのは間違いない。
第2位
『顔の本』
意外や意外のダークホース。正直読み終えるまで大して期待していなかった本書。
だが予想に反して面白い!
内容としては顔占いのような物であり、もちろん信憑性があるかどうかは分からない。
懐疑主義的な自分にとっては当然、眉唾物であり、なに言ってんだよ、と思いたくなるのも当然。しかし読み進めるとつい読み入ってしまい、面白いな‥と思えてくる。
顔のパーツを見てその人の性格や気質、さらにはセックス上手の良し悪しまで分かってしまうというのだから面白くないはずがない!
そんな本であり、この本における一番のポイントは人の顔から性格を見抜く、というよりは、人の顔を観るのが楽しくなる、という点だ!
この本を読めば人見知りが治るのでは?とさえ思える本で、友人知り合いはもちろんの事、町中にいるそこらの人の顔を、思わず見入ってしまいそうなる。
人の顔をじっと見つめるのが苦でなくなる。
だから、そこらにある精神情動活性を促そうとする本よりか、幾許も効果のある本ではないかと思う。良書、というよりは単純に面白い本。そして、日々の生活を多少楽しくしてくれる本!
第1位
『なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか』
なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか (ハヤカワ文庫NF)
- 作者: スーザン・A.クランシー,Susan A. Clancy,林雅代
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/08
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 31回
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記事にもしたこの本が1位!
なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか - book and bread mania
人間にとって「価値観とは何ぞや!?」と問われるかのような一冊。
ただのトンデモ人間を追究するのみでなく、人間の精神における根源部分にまで焦点を当てた一冊。
なぜ宇宙人に誘拐されたと言う人が居るのだろうか?なぜエキセントリックな事を言う?と疑問視する人には是非読んでもらいたい一冊。日本ではメンヘラにも通ずるこれら発言。本書が示す答えに、思わず納得するだろう。