book and bread mania

-中途半端なサウスポーによる日々読んだ本の記録 + 雑記 + パンについて-

国立遺伝学研究所の一般公開に行って来た!

静岡県三島市にある”国立遺伝学研究所”。

4月2日は一般公開の日であり、行って来た!

アクセスとしては三島駅から無料バスが出ており、交通の不便さを感じずありがたい。

驚いたのは予想外の人の多さであり、それもご年配の紳士貴婦人の方々が多数。

まるでオトナの遠足の如く、年配の団体さんが多かったのが特に印象的。

 

 

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この日は4月らしからぬ気温で寒く、名物である桜の咲きもイマイチだったのが残念。

 

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しかし一部の品種では綺麗に咲いていて良かった!

 

 

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展示は遺伝子とは何ぞや?と言った基本的な解説から最新知見などもあり面白い。そして研究員の方々が解説してくれるので分かり易く、何処でも人が多くて大盛況!

中でも、通常のパン酵母とそれに手を加えたパン酵母の状態を顕微鏡で見られたのには興奮!この実用性!パンのみでなく遺伝研究にも貢献するサッカロマイセス・セレビシエ。まさに様々だ。

あとこの遺伝子研究所における記念品などの展示もあり、ダーウィン種の起源』の初版本などが飾られていたのも驚き。

「わぁ~」「すご~い」と至るところでこんな声が漏れていたのも印象的で、楽しんでいる様子が各所で展開。ある種のテーマパークのよう。そして年配の人から親子連れ、学生さんなど幅広い年齢層が来ていたのは、やはり生命の起源や遺伝子という摩訶不思議でいまだ解明されていないロマンに惹かれてのことだろか。単に知的好奇心をくすぐられるのが気持ちいい、ということもあると思うけれど。

研究の最新知見を知れたり癌の細胞をじっくり見れたりして勉強にもなり、へぇ~ボタンでもセットして置いておけば、数千は「へぇ~」との声が一日に響いたのではないだろうか!?

行って良かったイベント。

毎年やるようなので、興味のある方は是非とも来年行くことをおすすめ!

 

 

帰りの駅行きのバス車内では、ふと後方に座る年配貴婦人の方々の会話が耳に。

内容は意外や意外、昨今のドローン批判。

しかし会話内容としては、プライバシー的な問題点のみならす、災害時におけるその有効性についても語り合っており、さすがこのような場所に出向くだけあり話題は最先端。思わず驚き、そしてふと思う。

パワフルな年配さんが多いこの国、彼女らに支えられた未来は明るいのでは、と。

尤も、その行動力は主に買い物へと用いられているのかもしれないけど。