本(小説)
闘争領域の拡大 (河出文庫) 作者:ミシェル・ウエルベック 河出書房新社 Amazon ウエルベックのデビュー作。 最近妙に気になり、手に取ってみた。 内容としては自伝的であり、リアリズムを感じられる作品。 エッセイ的な趣もあって、ウエルベックの人物像が鮮…
タタール人の砂漠 (岩波文庫) 作者:ブッツァーティ 発売日: 2013/04/17 メディア: 文庫 思いのほか面白くて一気読みしてしまった。 そして本作品が全体を通して示すものは伝わり易く、これは万人に対するメッセージであり、盲目的な人生に対する警鐘なのだと…
あけましておめでとうございます! 二月にもなってようやく今年初の更新となり、雑多なことでバタバタとしていて1月は全然本を読めず…。 それでも今年になってから初めてミシェル・ウエルベックの作品をどんなものかと手に取り、結果的には大いにハマる。 そ…
アーサー王について。 その存在は知っていたけれどその物語についての啓蒙は浅く、「アーサー王って某ゲームで大人気だよね」程度の知識しか有していなかった。 そんな折、 アーサー王と円卓の騎士―サトクリフ・オリジナル 作者:ローズマリ サトクリフ 発売…
最後にして最初の人類 作者:オラフ ステープルドン 発売日: 2004/02/01 メディア: 単行本 いつか読みたいなぁとずっと思っていた小説で、この度ようやく手に取る事ができて目を通し、そしてついに読み終えられた一冊。 本作品、一言で言ってしまえばあまりに…
【画像あり】彡(-)(-)「ネッコおらんようなった…探しにいかな…」 彡(^)(^)「おった!見つけたわ!帰るか」 : 暇人\(^o^)/速報 - ライブドアブログ 昨今見かけたこの記事ほんと好きw あと「一匹の猫が実は複数の人に飼われている……」っていう設定の小説は…
アサッテの人 (講談社文庫) 作者: 諏訪哲史 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2010/07/15 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 16回 この商品を含むブログ (14件) を見る 思いのほか面白かったので推奨。 「もう、意味のある言葉なんて、大っ嫌いなんだから…
オニキス (ハヤカワ文庫 JA シ 8-1) 作者: 下永聖高,丹地陽子 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2014/02/07 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (5件) を見る 第1回ハヤカワSFコンテストの最終候補になった作品が収録された短編集。 それが表題作『オニ…
本ブログは正直言って、あまりアクセス数はない。 本音を言えば、アクセス数は当然多いほうが喜ばしい。 だけれど、かえってアクセス数があまり多くないからこそ、できることもある。 それはつまり、 「本音として言いたいことを言う」 ということに他ならな…
残像に口紅を (中公文庫) 作者: 筒井康隆 出版社/メーカー: 中央公論社 発売日: 1995/04/18 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 48回 この商品を含むブログ (93件) を見る 昨今、アメトークでカズレーサーが紹介したことによって知名度を急上昇させたであろ…
ゴールド―黄金 (ハヤカワ文庫SF) 作者: アイザックアシモフ,Isaac Asimov,嶋田洋一 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2001/02 メディア: 文庫 クリック: 4回 この商品を含むブログ (9件) を見る 短編+エッセイといった内容。 本書としては短編よりむしろエ…
タイム・リープ―あしたはきのう (上) (電撃文庫 (0146)) 作者: 高畑京一郎,衣谷遊 出版社/メーカー: メディアワークス 発売日: 1999/05 メディア: 文庫 購入: 30人 クリック: 282回 この商品を含むブログ (147件) を見る 「ラノベの名作!」と高評価であるタ…
眼球譚(初稿) (河出文庫) 作者: ジョルジュバタイユ,Georges Bataille,生田耕作 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2003/05 メディア: 文庫 購入: 7人 クリック: 218回 この商品を含むブログ (96件) を見る バタイユ、という名は聞いたことあれど、 あ…
烏有此譚 作者: 円城塔 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2009/12/16 メディア: 単行本 購入: 3人 クリック: 47回 この商品を含むブログ (34件) を見る 人は犬にはなれないのだから、犬の気持ちはわからない。 しかし、犬の気持ちをわかろうとすることはでき…
傷物語 (講談社BOX) 作者: 西尾維新,VOFAN 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2008/05/08 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 44人 クリック: 699回 この商品を含むブログ (359件) を見る 正月に映画『傷物語Ⅰ 鉄血篇』を観ては、そのあまりの短さと内容…
ふとした思い付き。 いつもなら、小説を購入する場合には 評価やあらすじなど、事前情報を知った上で購入。 もしくは、好きな作家である場合に購入。 しかし新年早々、ふと「全く事前情報もなしに先入観もなしに一冊選ぶのも面白いかも」と思い、なんとなく…
冷たい方程式―SFマガジン・ベスト1 (ハヤカワ文庫 SF 380 SFマガジン・ベスト 1) 作者: トム・ゴドウィン,伊藤典夫,浅倉久志 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1980/02 メディア: 文庫 購入: 17人 クリック: 169回 この商品を含むブログ (44件) を見る 古…
SFベスト・オブ・ザ・ベスト (下) (創元SF文庫) 作者: ジュディス・メリル,井上一夫 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 1977/02 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 5回 この商品を含むブログ (8件) を見る くそっ、面白れえ! 思わずそう呟いてしまった…
今日のごちそう 作者: 橋本紡 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2012/03/16 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 3人 クリック: 111回 この商品を含むブログを見る 構成としては短編集から成り、1話1話がとても短くすぐに読み終えられる内容。 何かの合…
愛の衝撃 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 村田基 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1992/02 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る ホラー系SFの短編集。 正直、あまり期待せずに読んだのだけど、思いのほか面白かった。 ただし、収録されている11作…
anond.hatelabo.jp とってもいい記事。 SF好きとしては実に好ましい内容。 SFの魅力とは? そう問われれば、そこにある答えはやはり人間想像力の可能性を見出してくれるから! というものに尽きると思う。 純文学やら恋愛、コメディやらアクション、サスペン…
www.youtube.com 爆笑問題の太田さんが星新一氏のエピソードを語る上で、純文学に対する退屈さとその原因について普及しており、星新一氏の話にハッとし同時に納得。 長年の疑問が解けてはスッと腑に落ち、自分が数学者ならば「ユリイカ!」と叫んでたのでは…
ウォッチャー―見張り (ハヤカワ文庫JA) 作者: 草上仁 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1990/02 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (3件) を見る 予想外の軽快さと濃厚なSF! タイトルでもある『ウォッチャー―見張り』は中編SFであり、異性物SFの傑作!…
アルジャーノンに花束を〔新版〕(ハヤカワ文庫NV) 作者: ダニエル・キイス,小尾芙佐 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2015/03/13 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (12件) を見る とても有名な作品。日本において2度もドラマ化された本作。 ようやく…
SF宝石 作者: 小説宝石編集部編 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2013/08/13 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (8件) を見る 近年を代表する日本人作家によるSFオムニバス。 感想としては、良くも悪くもブレ幅が大きい。 特に面白か…
スキップ (新潮文庫) 作者: 北村薫 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1999/06/30 メディア: 文庫 購入: 15人 クリック: 257回 この商品を含むブログ (220件) を見る 内容としては、精神のみタイムリープする内容。 意外とSF部分は希薄で、『時をかける少女』…
ゼロ年代SF傑作選 (ハヤカワ文庫 JA エ 2-1) (ハヤカワ文庫JA) 作者: S-Fマガジン編集部,秋山瑞人,冲方丁,海猫沢めろん,桜坂洋,新城カズマ,西島大介,長谷敏司,元長柾木 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2010/02/10 メディア: 文庫 購入: 11人 クリック: 3…
特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE 青春の一冊ということで、社会人になってから読み深く印象に残った作品の紹介。 それが『ヘンリーの悪行リスト』という小説。 あまり有名ではなく、なかなかのマイナー作品。 しかしこの本との出会いは印象的で、…
ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫) 作者: 七月隆文 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2014/08/06 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (14件) を見る SF純愛作品!
パラサイト・イヴ (新潮文庫) 作者: 瀬名秀明 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2007/01/30 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 27回 この商品を含むブログ (30件) を見る ミトコンドリアがこれほどまでに淫乱だったとは、誰が想像する!?